ライトノベルファンの間で「これは名作」と語られる作品があります。 その名も──『バッカーノ!』。
「読んだことはないけど、なんとなく名前は聞いたことあるかも?」という人も多いかもしれません。 この記事では、『バッカーノ!』の面白さをわかりやすく紹介していきます!
1. 主人公が一人じゃない!全員が主役の物語
普通の物語では、ひとりの主人公を中心に話が進むことが多いですよね。 でも『バッカーノ!』は違います。たくさんのキャラクターが登場して、それぞれがまるで主人公のように活躍するんです。
ギャング、不死の人間、列車の乗客など、立場も性格もバラバラなキャラたちが、 自分の視点で物語を展開していきます。
最初はバラバラに見えた話が、読み進めるうちにどんどんつながっていって、 「えっ、あのキャラとこの人がこんな関係だったの!?」という驚きが待っています。
いろんな視点から読めるので、誰を好きになっても楽しめる作品です。
2. 時間がバラバラ!?でもそこが楽しい!
『バッカーノ!』のもうひとつの特徴は、「非線形構成(ひせんけいこうせい)」です。 これは、物語の時間が順番通りじゃなくて、過去・現在・未来が入り混じって進んでいくというスタイルのこと。
例えば、先に結果が出てきて、あとから理由がわかる展開もあったり、 「あのキャラが実はあの場面にいたんだ!」と後から気づく構成だったりします。
最初はちょっと混乱するかもしれません。 でも、そのバラバラだったピースが次第にピタッとハマっていくときの気持ちよさは格別!
読書というより、まるでパズルを解いているような感覚になります。
3. 魅力的すぎるキャラクターたち
『バッカーノ!』の登場キャラはとにかく個性が強い! どのキャラにも背景があり、しっかりとストーリーの中で成長していきます。
たとえば…
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フィーロ:優しくて正義感が強い青年
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エニス:最初は冷たいけど、人間らしさを学んでいくヒロイン
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アイザック&ミリア:明るくて自由すぎる泥棒コンビ。笑わせてくれる!
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クレア:最強にして謎多き列車の掃除屋。怖いけどかっこいい!
読めば読むほど「このキャラ大好き!」と思える存在が見つかるはずです。
4. アニメ・漫画・ゲームでも楽しめる!
『バッカーノ!』は小説だけでなく、アニメ・漫画・ゲームとしても展開されています。
特にアニメは、13話(+番外編3話)という短い構成ながら、 原作の複雑な話をうまくまとめており、「分かりにくいけど面白い!」と評判です。
漫画もエピソードごとにわかりやすく描かれていて、 「小説はちょっとハードルが高い…」という人にもおすすめです。
気になったら、まずアニメから入るのもぜんぜんアリ!
5. 作者・成田良悟さんの“ライブ感”がスゴい
『バッカーノ!』を書いたのは、成田良悟(なりた りょうご)さん。 彼の書き方はちょっとユニークです。
「キャラクターが勝手に動いて、物語ができていく」という、 いわゆる“ライブ感”のある創作スタイルを持っています。
誤字から新キャラが生まれることもあるという柔軟さ。 決められた型にハマらない自由な発想が、物語の予測不能な展開に活かされているんです。
だからこそ『バッカーノ!』は、何が起きるかわからないワクワク感でいっぱい!
最後に:『バッカーノ!』がハマる5つの理由
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主人公がたくさんいる群像劇で、どの視点からも面白い!
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時系列がバラバラでも、つながったときの快感がすごい!
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キャラの個性と魅力が強くて、誰か一人は絶対に好きになる!
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アニメ・漫画・ゲームで何度でも楽しめる!
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作者のライブ感ある作風が、展開を面白くしている!
最初は「ちょっと難しいかも…」と思っても大丈夫。 読み進めればきっと、「この話、面白い!」と思える瞬間がやってきます。
ぜひ1巻目だけでも手に取ってみてください。 あなたも『バッカーノ!』の世界にハマるかもしれませんよ!
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