【魅力徹底解剖】“雑魚じゃない”オニスズメの魅力とは？アニメ×ゲームで光る意外な実力と深掘り解説

ポケモンファンなら誰しも一度は出会う──全国図鑑No.021「オニスズメ」。
初代『ポケットモンスター赤・緑』から登場するこのノーマル・ひこうタイプの“ことりポケモン”は、序盤に登場することから、つい軽視されがちな存在です。

しかし、この小さなポケモンには、ゲーム・アニメ・図鑑設定・ファンコミュニティにわたる深い魅力が隠されています。
アニメ第1話での象徴的な登場、進化後のオニドリルの特性、そして『ポケモンGO』での意外な評価まで──多面的に掘り下げてみましょう。

第1章：アニメで“伝説”を生んだ小鳥の存在感

オニスズメの初登場は1996年、記念すべき『ポケットモンスター赤・緑』。
「ことりポケモン」に分類される、現実のスズメを思わせる0.3mの小型ポケモンです。

特筆すべきは、アニメ第1話『ポケモン・きみにきめた！』での存在感。
サトシがポッポを捕まえようとして投げた石がオニスズメに当たり、怒った群れがサトシとピカチュウを襲撃します。

ピカチュウを庇ったサトシの行動により、ピカチュウは初めて心を開き、放電。
空が雷で染まるあの名シーン──それを生んだ“きっかけ”こそオニスズメでした。

さらに、2017年の劇場版『キミにきめた！』ではこのシーンがCGで再現され、オニスズメの群れは50羽から1000羽へとスケールアップ。
この演出により、ファンの間で改めてその存在感が再評価されるきっかけとなりました。

『ポケットモンスター』シリーズにおけるオニスズメの種族値（USUM基準）は以下の通り：

HP	こうげき	ぼうぎょ	とくこう	とくぼう	すばやさ	合計
40	60	30	31	31	70	262

このように全体的に控えめな数値ですが、『ポケモンGO』においては独自の使い道が評価されています。

進化に必要なアメは50個と少なく、“進化マラソン”──XPを効率良く稼ぐテクニックにおいては、理想的なポケモンの一つです。

また、進化先のオニドリルも、「ドリルライナー」と「ゴッドバード」の技構成によってPvPの一部環境で意外な活躍を見せることがあります。
バトルにおいても一部のニッチな戦術で光る存在です。

オニスズメは、「羽が短く飛行がやや苦手」「草むらのむしポケモンをついばむ」など、図鑑の説明文からもリアルな生態が伝わる存在です。

特に、生殖行動や群れ内の社会構造に関する設定（例：オスは3～6歳で独立し群れを作る、メスは母系順位を継承し5歳で性成熟）などは、現実の鳥類に通じるものがあります。

また、「オウムがえし」を使うという設定は、その名前とは異なりオウム的な模倣行動を取る能力を持つことを意味し、ファンの間で興味深い議論を呼んでいます。

このように、図鑑の文章ひとつとっても、奥行きある世界観が構築されていることがうかがえます。

オニスズメはレベル20でオニドリルに進化。

オニドリルは「くちばしポケモン」に分類され、全長1.2m・体重38kgというサイズに成長。
長く鋭いくちばしは、空中からの狩りに特化した捕食器官として描かれています。

また、“荷物を乗せて一日中飛び続ける”という記述からも、その持久力と空間適応能力の高さがうかがえます。

さらに、古代の壁画にも描かれるなど、歴史的な存在としての側面も持っており、進化による変化が単なる強化に留まらず、生態的なニッチの転換を伴っていることがわかります。

オニスズメは、ゲームでの性能に関わらず、アニメにおける象徴的な登場を通じて「記憶に残るポケモン」として評価されています。

SNSやファンアートでも多く取り上げられ、「サトシとピカチュウの絆の原点」「原初の敵対存在」といった形で語られることがしばしばあります。

バトルでの強さではなく、物語上の役割や感情的インパクトによって評価される数少ないポケモンであり、シリーズの多様性と深みを体現する存在です。

全国図鑑No.021──その位置づけは、ポケモン世界における“序章”の役割を持ちます。

見た目や数値では測れない、文化的・感情的・生物学的な魅力が詰まったオニスズメ。
ゲームでは進化素材として、アニメでは物語のきっかけとして、そしてファンの記憶では「最初に心を動かされた存在」として、今なお強い存在感を放っています。

ポケモンというコンテンツの深さを象徴するキャラクター──それが、オニスズメです。

✅ ポケモン好き・アニメファン・考察派・生物学に興味のある人、すべての視点で楽しめる奥深いキャラクター。

💡次にオニスズメを見かけたら、単なる“序盤鳥”ではなく、そこに込められた物語と背景を想像してみてください。

未だにオニスズメとswitchで出会えていないので、ZAは厳しいかもですが、10世代目では再登場。そしてリージョン、強化、進化先の追加をモカは楽しみにしています！

ポケモンまとめ
『あなたの推しポケモンは？』

↓前回のポケモン『ラッタ』まとめ

↓ポケモンの生態が読めるおすすめ図鑑

価格:1430円
(2025/6/30 14:03時点)